アンブシュアの効率化に「腕」を使う

アンブシュアの効率化を腕に助けてもらう

 

フルートの音大生と「高音域」のレッスン。

 

 

 

 

◉pの高音域が出しづらい、音がまとまりづらい。

 

今回相談を受けたのは、フルートの音域の中でも高音域にあたる「ラ」の音。

 

曲の中で何度かそのラの音に跳躍するフレーズがあり、音が当たりにくい、良い音質で吹きたいというところからレッスン開始。

 

「まずは息を吐く力をめいっぱい使ってみましょう。お腹を凹ますと強い空気の流れが生まれますね?それをラの音を吹くときにやってみましょう。」

 

「これだけだと、息が強すぎるようなので、吐く力に加えて息を吸う力も働かせましょう。肋骨を息を吸った状態になるべく保ちながら息を吐いてみてください。」

 

音質がまとまるようになってきました。

 

 

 

 

◉アンブシュアを維持する力をちょい増しで使ってみよう。

 

最初の演奏で見たことは、高音域のラを演奏するときに唇が開く、アンブシュアが緩むといった変化でした。

 

ラの音が出しづらい、音がまとまらない、(加えて音程が下がりがち)になるのは、ラの音を出す為に必要な息とアンブシュアの作りきれていないという風に考えました。

 

ひとつめに考えたのは、息の流れが強すぎてアンブシュアを維持できていない。ーこれは、先述の呼吸に関しての提案により解消され、少し音質が改善されました。

 

ふたつめに考えたのは、ラの音を鳴らすために必要なアンブシュアを維持する力をそもそもあんまり使っていないのかもしれない、ということです。

 

 

そこで、「アンブシュアを維持する口周りの力をいつもよりちょい増しで使ってみましょう。」

 

ラの音が出しやすくなった、という手応えがありました。

 

 

 

◉アンブシュアの効率化を、「腕」で

 

そこからさらに演奏を見ていくと、

他の音からラの音に跳躍するときには、他の音で低い音から高い音へ動くときと同様にアンブシュアの形状が変化するのですが、それは見た目でいえば唇がわずかに前に出るような動きで、その動きが起きる瞬間、フルートが唇に押されてほんの少し口から離れそうになっていました。

 

「跳躍のときに、アンブシュアの変化に応じて楽器を唇方向にちょっぴり押してみましょう。」

 

すると、低音の方で出せていた明るく艶のある良い音質感で高音域も鳴らすことができました。

 

 

 








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執筆者 森岡尚之 もりおか なおゆき
芸大でアレクサンダーテクニーク教えてます。大学の専攻はトロンボーンでした。プロフィール

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