演奏時に身体が揺れてしまう…音大生フルート奏者とのレッスン

演奏時に身体を動かしてはいけない?

 

 

音大生とのレッスンシリーズ◉

 

 

フルートを演奏する音大生とのレッスン。

演奏中に身体が揺れてしまう、という悩み。

 

「吹奏楽などで拍を数えるのに必死な時はカウントをとるために動いてる自覚があるんです。でもレッスンでソロ曲を吹いていて、身体の揺れを指摘される時は、自覚がありません。」

 

 

ということは、ひょっとすると音楽や表現することへ集中している時にその「身体の揺れ」が起きるのかもしれません。

 

演奏を見て、その「身体の揺れ」に対して二通りの予測を立てます。

 

1. その「揺れ」が演奏を不利にしたり、邪魔になっていないか

 

2.実はその「揺れ」は胴体の必要で望ましい動きが起きているが故で、同時に何らかの原因でそれを抑制しようとする動きも働いている

 

 

 

1から考えると、無自覚にやっている「揺れ」をダメなことにして、「動くの、揺れるのダメ」という発想に行き着きやすいように感じて、2の可能性について考えてみる。

 

 

楽器を構える時に、ほんの僅かに胴体を縮めるような動きが加わっていて、演奏を始めるとその胴体の縮めを解除する動きとそれを抑制しようとする動きが交互に起きている、とも見れる。

 

 

これが「揺れ」の正体かもしれない。

 

 

そこで、アレクサンダーテクニークを使って、フルートを演奏するための身体の使い方の順序を考えることから始めてみる。

 

 

楽器を構える段階から見えていた胴体の縮めが起きなくなることで、「揺れ」はほとんど目立たず、そんなことより呼吸動作も楽器の支えもがらりと改善。

 

 

今回のようなケースで、表面的に表現されている「揺れ」云々の話は、伝えたいことはただ見た目のことではないように思います。

 

 

でも今回の「揺れ」自体は、ダメなことではなくむしろ実際に望ましい動きが起きているが故、だったように思えるので、「揺れちゃダメ」とは違う視点から見ることで、より本人の演奏に役立つ形で捉えられたようでした。

 

 

 

 








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執筆者 森岡尚之 もりおか なおゆき
芸大でアレクサンダーテクニーク教えてます。大学の専攻はトロンボーンでした。プロフィール

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