息の吸い方だけで音色がガラリと変わった

山﨑裕美さん バストロンボーン奏者

アレクサンダーテクニークを知ったのは、イギリス留学中にSNSに載っていたバジル先生の記事を読んだことがきっかけでした。力強い音量から繊細なハーモニーを作る音色を求められる、ブラスバンドについて勉強するために渡英しましたが、レッスンを受ける度にブレスのことで注意を受けていました。息の吸い方だったり、量だったり・・・。ベーストロンボーンという、たくさんエアーを必要とする楽器を選択して演奏している以上、記事のように上手くいく筈もなく、一生この「ブレス」のことについて悩み続けるんだろうな、と思っていました。

森岡先生は同じトロンボーン奏者ということもあり、共通する話題も多く、毎回のレッスンが大変楽しみでした。息を吸って吐く、という運動が起こったとき、自分の体の中ではどういった動きが発生しているのか、実際に骨の模型を使ってわかりやすく説明していただきました。それまでは単に「たくさん息が必要だからたくさん吸う」ことしか考えていませんでしたが、体のことを学んでからは息を吸うための体の中の動きを意識することが出来るようになりました。頭と背骨の関係、肺と横隔膜の動き。

息の吸い方だけで音色がガラリと変わったときは、とても不思議な感覚でした。これまでよりも、華やかな、明るい音色に変化していました。学んだ息の吸い方で、エアーの流れにも変化が出たのだと思いました。第一回目のレッスンを受講するちょうど一年前に楽器を新調したのですが、自分が想像していた、自分が求めていた音色とは少し違う気がしてモヤモヤしていたのが一気に解決の方向へ導かれた瞬間でした。今後もこの音色からさらに満足できる音色へ近づけるよう、自分なりにも研究したいと思いました。10回のレッスンで得たことは自分の音楽人生にとって、大変貴重なものとなりました。時々ブラスバンド指導者のようなこともしているので、その現場でも活かせたら、と思います。まだまだ学びたいことはたくさんありましたが、貴重な機会をいただいたことに感謝いたします。有難うございました。








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執筆者 森岡尚之 もりおか なおゆき
芸大でアレクサンダーテクニーク教えてます。大学の専攻はトロンボーンでした。プロフィール

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